小雪～春分の頃　（11月22日～3月21日頃）

冬の風景　No1．紅浅間	タイトル　：　紅浅間
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日 　　：　2005/ 1
	解説： 　 　追分火山口跡越しに見た浅間山です。 　 　夕暮れの日差しに、雪化粧した浅間山も白い噴煙も、赤く染まっていました。 　雪が積もった富士の夕焼け姿は、紅富士。 　雪がない時の富士の夕焼け姿は、赤富士といいます。 　雪化粧した浅間山の夕焼け姿は、紅浅間。 　白い噴煙も赤く染まった紅浅間は、紅富士とはまた違う美しさを持っています。

冬の風景　No2．イチイの霧氷	タイトル　：　イチイの霧氷
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2004/ 12
	解説： 　冬の晴れた朝は、冷え込みが厳しく、－10℃以下になることもしばしばです。 　 　そんな”しばれた”朝には、空気中の水分が木々に付着して、霧氷となります。 　 　左の写真は、生垣などに良く利用されるイチイの霧氷です。

冬の風景　No3．白菜畑	タイトル　：　白菜畑
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2008/ 11
	解説： 　春から夏にかけて、レタスを植えていた畑に、秋口になると白菜が植えられます。 　徐々に大きくなり、霜が降りる頃に、大きな株となり収穫の時期になります。 　白菜は寒さにあたると、より甘みが増して美味しくなります。 　冬の鍋料理の主役と言っても過言ではない野菜です。

冬の風景　No4．満月の夜	タイトル　：　満月の夜
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2008/ 8
	解説： 　満月の夜、月光がさやかに、雪野を照らしていました。 　 　雪がある時の満月の夜は、月光が雪に反射して、いつも以上に明るくなります。街灯なしでも、十分に散歩できます。 　冬の夜は、寒いですが、こんな夜は、ダウンジャケットを来て、毛糸の帽子を被って、手袋をはめて、夜の散歩してみるのも楽しいものです。

冬の風景　No5．桔梗の冬枯れ	タイトル　：　桔梗の冬枯れ
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2008/ 11
	：花解説： 　夏には、美しい花をつけていた桔梗も、秋には実を付け、冬になると、種子を零します。 　一見、みすぼらしい姿に見えますが、種を寒さから守り、効果的に種を零せるように進化した姿です。 　 　桔梗は、漢方薬として利用されます。

冬の風景　No6．森の霧氷	タイトル　：　森の霧氷
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2004/ 12
	解説： 　家の中まで、凍るように寒い朝。 　ただでさえ早起きは苦手なのに、こんな朝は、もっと布団の中で寝ていたい。誰もがそう思うでしょう。 　しかし、そんな寒い朝に、カーテンを開けて外を眺めると、森の霧氷に出会えることがあります。 　凍える手足に鞭打って、防寒対策をして外に出れば、そこはまるで、メルヘンの世界。自然の芸術に、白い溜息が漏れます。 　 　朝日を受けると、その熱で霧氷が消えていくため、霧氷は、朝日を受けた瞬間が最も美しいです。

冬の風景　No7．朝焼け	タイトル　：　朝焼け
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2004/ 12
	解説： 　 　「冬はつとめて。雪の振りたるはいうべきにもあらず」と、清 少納言が枕草子で述べたように、早朝は、冬が最も美しいです。 　軽井沢では、その言葉を体感できます。前述の霧氷もそうですが、冬の朝焼けは見とれてしまうほど美しいです。 　軽井沢は、地形的な関係で、夕暮れはあっけなく終わりますが、朝焼けは、発地方面の上信県境の山々から昇ってくるため、比較的長く楽しめます。朝焼けになる確率や、その美しさは、冬が最も高いようです。 　気象条件が合って、寒い早朝に起きる”づく”があれば、サンピラーという、朝日から柱のような光が上にのびる現象を見ることができます。 　ちなみに、”づく”とは、信州言葉で、”面倒な事をやろうとする気力”というような意味です。

冬の風景　No8．天使の梯子	タイトル　：　天使の梯子
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2004/12
	花解説： 　雲の隙間から差し込む光の帯を、天使の梯子（はしご）と呼びます。 　ユダヤ教やキリスト教圏では、旧約聖書の故事から、「ヤコブの梯子」とも呼びます。 　天使の梯子という名前は、言い得て妙だと感心します。 　薄暗い曇りの日、雲間から地上に降り注ぐようにのびる光芒には、神々しさを感じずにはいられません。

冬の風景　No9．ヤドリギ	タイトル　：　ヤドリギ
	科：ヤドリギ科 学名： Viscum album var.coloratum
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2005/ 1
	お気に入りの俳句　：　 　　やどり木や　雪山は　朝迎へつつ 　　　　　　　　　　　～　飴山　實　～
	解説： 　地面に黄色いBB弾のような実が、ぽつぽつと落ちていました。何の実だろうと、上を見上げると、シナの木の巨樹に、たくさんのヤドリギが、”真っ黒クロスケ”のような形でぶら下がっていました。 　 　ヨーロッパでは、ヤドリギをクリスマスの飾りに用います。また、”クリスマスに、ヤドリギの木の下で、キスをしたカップルは永遠に結ばれると”いう言い伝えがあります。 　ヨーロッパの人たちは、年がら年中、あちこちでキスをしている気がしますが…昔は、違ったのかもしれませんね。

冬の風景　No10．雪原と青空	タイトル　：　雪原と青空
	撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2005/ 2
	解説： 　 　美しいものに、余計なものはいらない。　 　青と白。その二つがあれば、美は完成する。そう思わせてくれた風景でした。 　ここ数年は、積雪が少なく、雪原を見れる期間が短くなりました。車を運転するには、楽で良いのですが…冬らしい風景という意味では、物足りなさも感じます。

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