軽井沢の四季折々の自然を写真、俳句、エッセイで紹介します 是非、軽井沢へ花紀行にお越し下さい - The Web site introduces Karuizawa's seasonal nature by photographs, Haiku and essay. Please come to Karuizawa for flower tourism.	来訪者数 Number of visitor

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★★★　　春の草木花や軽井沢の俳句、短歌を募集中です。投稿作品は、当WEBサイトに掲載されます　→　メールにて、ご応募下さい　　★★★
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春の草木花　：　Page.4　： 　No.31：　アブラチャン　/　No.32：　アズマイチゲ　/　No33：　ハシリドコロ　/　No.34：　ツノハシバミ 　/　No.35：　キブシ　/　No.36：　アラゲヒョウタンボク　/　No.37：　ヒゲネワチガイソウ 　　/　No.38：　カワヤナギ　/　No.39：　ネコノメソウ　/　No.40：　リュウキンカ

春分～立夏の頃　（3月21日頃～5月6日頃） 春の草木花　No31． アブラチャン （油瀝青） [ あぶらちゃん ] *) 条件付　写真　フリー （参考写真：ダンコウバイ） *) 条件付　写真　フリー タイトル　： アブラチャン（油瀝青） 科：　クスノキ科 学名： 　Parabenzoin praecox 撮影場所　：　軽井沢町大原 撮影日 　　：　2009/4 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　ダンコウバイと瓜二つの花です。 　軽井沢では、ダンコウバイよりも、一週間ぐらい遅く満開を迎えます。 　花はあまり香りませんが、枝を折ると、柑橘系の爽やかな芳香がします。 　 　軽井沢の分布を見ると、湯川流域に多いです。 　杉瓜からモサワに抜ける森には、たくさんのアブラチャンが咲きます。その森を　”アブラチャンの森”と呼んでいます。　 　 　ダンコウバイは、追分原などの乾燥した山麓に多いです。 　この植生差は、アブラチャンが渓流沿いなどの水辺を好むのに対して、ダンコウバイは、岩場などの水はけの良い場所を好むという特性からきています。 　 以下に、アブラチャンとダンコウバイの見分け方を列挙しますので、ご参考下さい。 ダンコウバイ アブラチャン 花の匂い 蜂蜜のような 甘い香り 殆ど匂わない 花の大きさ 大きい 小さい 花の色 黄色味が強い 黄緑 花の蕾 爪形に尖る 球状 花の付き方 基本的に互生 基本的に対生 花期 一週間程早い 一週間程遅い 枝先の色 緑色混じりの 灰褐色 灰色 枝を折った 時の匂い 柑橘系の匂い 柑橘系の匂い 生息場所 水はけの良い （岩場など） 水気を好む （渓谷など） →　一覧へ戻る 春の草木花　No32． アズマイチゲ （東一華） [ あずまいちげ ] *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　アズマイチゲ（東一華） 科：　キンポウゲ科 学名：　Anemone raddeana 撮影場所　：　軽井沢町古宿 撮影日　：　2009/4 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　アズマイチゲは、スプリングエフェメラル（春の儚い命）と呼ばれます。 　早春の１、２ヶ月という短い時間で、芽を出し、花を咲かせ、実を結び、枯れてしまいます。 　しかし、根は生きていて、夏、秋、冬と眠りに入ります。そして、再び、春が来るのをじっと待ちわびるのです。 　短い花の命ゆえか、その風情も、どことなく儚げです。また、日光を浴びていないと、花を開きません。キンポウゲ科の花には、そういう種類が多いようです。 　アネモネの仲間です。学名の”Anemo”というのは、ギリシャ語の風に由来する言葉で、風に揺れる儚げな風情から名付けられたのだと思います。 　時代や国は変わっても、花から受ける人の感情は、おなじようです。 　 　軽井沢では開発で、年々、少なくなっています。しかし、気合を入れて沢登りなどをすると、群生地が点在しています。 　長倉神社の境内では、毎年、元気に花を咲かせています。 　 →　一覧へ戻る 春の草木花　No33． ハシリドコロ （走野老） [ はしりどころ ] *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　ハシリドコロ（走野老） 科：　ナス科 学名：　Scopolia japonica 撮影場所　：　軽井沢町千ヶ滝 撮影日　：　2009/4 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　ハシリドコロが、早春の枯野に、瑞々しい葉を元気に広げていました。 　紫色の小さいナスのような花が可愛らしいです。 　一見、美味しそうに見えますが、毒草です。しかも、かなり危険な毒草です。 　 　”ドコロ”というのは、食用の地下茎の塊のことです。その名を冠した植物には、アマドコロやオニドコロなどがあります。 　”ハシリドコロ”というのは、その”ドコロ”を食べると、走り回るほどに苦しむことから、”走りドコロ”という名前がつきました。 　 　全国的にはそれほど珍しい訳ではありませんが、ブナの森が少ない軽井沢では、あまりお目にかかれません。 →　一覧へ戻る 春の草木花　No34． ツノハシバミ （角榛） [ つのはしばみ ] （雄花） *) 条件付　写真　フリー （雌花） *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　 ツノハシバミ（角榛） 科： カバノキ科 学名： Corylus sieboldiana 撮影場所　：　軽井沢町追分原 撮影日　： 　2009/ 4 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　始め見たときは、随分と弱々しい花穂を付けているハンノキだなと思いました。 　 　しかし、ある夕暮れ時、斜陽を受けて風に揺れる光景を見たときに、その美しさに立ち止まりました。 　絹の短冊を散らしたように、春の微風にそよぐ姿は、儚げで、自分が別世界に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えました。 　 　雌花は、真っ赤なクモのようです。自家受粉を防ぐために、雄花よりも5日ほど、遅く開花するようです。 　 　ハンノキの花穂にしては、柔らか過ぎると思い、自宅に帰り、樹木図鑑で調べると、ツノハシバミだと分かりました。 　カバノキ科でポピュラーなのは白樺です。白樺をはじめとして、カバノキ科の樹木は、ねずみの尻尾のような花穂をつけます 　カバノキ科は風媒花なので、北海道などでは、白樺が花粉症の原因となっています。 →　一覧へ戻る 春の草木花　No35． キブシ （木五倍子） [ きぶし ] *) 条件付　写真　フリー *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　 キブシ（木五倍子） 科：　キブシ科 学名： Stachyurus praecox 撮影場所　：　軽井沢町茂沢 撮影日　：　2009/4　 お気に入りの俳句　：　 雨ながき　 　十々里（とどり）が原の　花きぶし 　～　古館　曹人　～ 花　エッセイ： 　別名”カンザシ花”と呼ばれているように、垂れ下がった黄色い花を、たくさん咲かせます。 　軽井沢では、浅間山系には少ないですが、八風山系に多いです。 　花の時期に、茂沢、発地、八風の郷などの山道をドライブすると、沿道を飾るように咲き誇っています。 　また、上信国境にも多く、碓氷峠などを走っても、車窓から、よく見えます。 　 　”キブシ”の語源ですが、遠目に見ると、黄色い藤の花のように見えることから、”黄藤（キフジ）が、転訛して、”キブシ”と言われています。 　黒色の染料になることから、江戸時代には、お歯黒に利用されました。 →　一覧へ戻る 春の草木花　No36． アラゲヒョウタンボク （荒毛瓢箪木） [ あらげひょうたんぼく ] *) 条件付　写真　フリー *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　 アラゲヒョウタンボク（荒毛瓢箪木） 科：　スイカズラ科 学名： Lonicera strophiophora 撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2009/5 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　最初、この花に気付いた時、ずいぶんと貧相な白っぽい花が、咲いているなと思いました。 　遠目には、白っぽくなった小さな枯花が付いているようです。 　 　鶯神楽（ウグイスカグラ）と一緒に、生えていましたが、花の時期は、一週間ほど、早いようです。 　遠目にみると、ちょっと背の高い（～2.5m）ウグイスカグラのようです。 　 　北方系の樹木で、軽井沢では、生息域が限られていますが、北日本には、多いようです。 　 →　一覧へ戻る 春の草木花　No37． ヒゲネワチガイソウ （髯根輪違草） [ ひげねわちがいそう ] *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　 ヒゲネワチガイソウ　（髯根輪違草） 科：　ナデシコ科 学名：　Pseudostellaria heterantha 撮影場所　：　軽井沢町離山 撮影日　：　2009/ 4　 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　 　春、軽井沢の山路を歩いていくと、蕾をぶら下げたユキザサに出会えます。 　その中に、控えめに咲いているのが、ヒゲネワチガイソウです。 　何だか首が痛くなりそうな…、間違えそうな名前ですが、普通のワチガイソウに比べて、その名の通り、ひげ根がたくさんあります。 　 　 →　一覧へ戻る 春の草木花　No38． カワヤナギ （川柳） [ かわやなぎ ] *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　カワヤナギ（川柳） 科：　ヤナギ科 英名：　Salix gilgiana　 撮影場所　：　軽井沢町借宿 撮影日　：　2009/4 お気に入りの俳句　：　 　芽柳に　新幹線の　風を呼ぶ 　～　石垣　久良　～ 花　エッセイ： 　猫柳と同じように、寒風が吹く早春、花を咲かせます。 　軽井沢では、湿地帯に、イヌコリヤナギと一緒に花を咲かせている姿を、よく目にします。 　軽井沢では、カワヤナギが生えている場所には、五月になると、渡り鳥のオオヨシキリがやってきます。 　 　オオヨシキリの和名は、ギョウギョウシ（行々士）と言いいますが、その名前の通り、ギョウギョウシとせわしなく鳴きます。 　その鳴き声を聞くと、軽井沢にも初夏が来たなと感じます。 　 　木々と鳥たちは、そんな密接な関係を保ちつつ共存しています。 　 →　一覧へ戻る 春の草木花　No39． ネコノメソウ （猫の目草） [ ねこのめそう ] *) 条件付　写真　フリー タイトル　：　 ネコノメソウ　（猫の目草） 科：　ユキノシタ科 学名：　Chｒｙsosplenium grayanum 撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2008/5 お気に入りの俳句　：　 　雪解山　夜の貌して　猫目草 　～　吉田　鴻司　～ 花　エッセイ： 　雪解け水の音が森に響く頃から咲き始めます。 　小川や沢を彩るように、水際に沿って咲きます。 　一見、地味な花ですが、近くで見ると、その名の通り、猫の目やひげを連想させる形が、面白いです。 　ただし、猫の目草という名前は、その実の形が、猫の目に似ている所から名付けられましたが、花も猫を連想させます。 　自然って面白いですね。 　軽井沢では、よく見かけます。別荘の石垣や、水路脇などにも生えている、名前の通り、野良猫のように生命力の強い花です。 　色々な亜種があるので、ガイドブック片手に、どんな種類の猫の目草があるのかを調べながらフラワートレッキングをするのも楽しいでしょう。 　 →　一覧へ戻る 春の草木花　No40． リュウキンカ （立金花） [ りゅうきんか ] *) 条件付　写真　フリー タイトル　：リュウキンカ（立金花） 科：　キンポウゲ科 英名：　Caltha palustris var. membranacea　 撮影場所　：　軽井沢町追分 撮影日　：　2009/4 お気に入りの俳句　：　 　　俳句募集中。メールにて、応募下さい 花　エッセイ： 　雪解け水が集まってできる沼地などに生えます。水芭蕉の群生地で、一緒に花を咲かせています。 　しかし、軽井沢は雪が多くないので、そのような場所は殆どありません。 　 　軽井沢は、浅間山麓にあるおかげで、たくさんの湧き水が出ています。その湧き水が作る池に、リュウキンカが生息しています。 　 　しかし、ここ数年の別荘地の開発で、リュウキンカが花を咲かせる湧水池は、排水工事をされて、少なくなっています。 　別荘を建てる側にとっては、水気の多い土壌は厄介者なのです。しかし、そのような土地に無理に家を建てれば、何十年後かに地盤が緩んで、家が傾くのは目に見えています。（別荘開発業者は、顧客に対して、そんな事はいわないでしょうが…） 　軽井沢に、家を建てるのであれば、軽井沢の自然を受け入れて、何十年、何百年にわたって共生できるスタイルで造成して欲しいものです。 →　一覧へ戻る

更新情報： 2011.4.17　レイアウト修正 2011.1.9　レイアウト修正 2010.4.21　レイアウト修正 2009.5.1 Page4 追加 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ ★軽井沢の四季彩写真館は、 　自然保護活動を応援します。 　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ ★春の草木花　：　お薦めのポケットブック 　　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ ★お薦めの本　：　軽井沢植物園の花　： 　 　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ ★お薦めの本　：　 　山菜・木の実　　　　　山野草を食べる 　　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ ★お薦めの本　：　 　軽井沢の花（１）　　　軽井沢の花（２） 　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ 　山菜・木の実　　　　　山野草を食べる 　　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ ★お薦めの本　：　 　軽井沢の花（１）　　　軽井沢の花（２） 　 －－－－－－－－－－－－－－－－－－

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